初登庁式あいさつ
初登庁式 市長あいさつ
皆様おはようございます。
一昨日になりますが、第19代の秋田市長に就任させていただくことになりました沼谷純と申します。改めてよろしくお願い申し上げます。
そしてまた先ほど大変な盛大なお出迎えをいただきまして心から感謝を申し上げたいと思います。大変恐縮、緊張しておりますが、まず私の自己紹介から簡単に始めさせていただきたいと思います。昭和48年3月30日生まれ52歳でございます。
秋田市立仁井田小学校、御野場中学校、秋田南高校、秋田大学を出て、それから県庁に入庁いたしまして15年務め、東日本大震災の年に初めて政治の道に入らせていただきました。
それから県議会議員あるいは落選浪人という時期もありましたが、今日に至っております。
改めてこういう形でございますが、皆様にいろんな思いをこの場で少しお伝えをしたいと思います。まずこの場をお借りしまして、このたび私にこの1期4年のこの市政のかじ取り役のチャンスを与えていただきました市民の皆様、市役所の皆様もそうですけれども、市民の皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。
選挙は終わりました。戦いは終わりました。
私にご負託をいただいた方々、あるいはそうではなかった方々も含めて、私はこれから29万人市民の皆様、全ての市民の皆様のための市政を、公正公平にやっていく、そのことをこの場でお誓い申し上げたいと思います。
それからまた、職員の皆様におかれましては、これまでの16年間、穂積前市長の市政をお支えいただいたことに、これも重ねてお礼を申し上げたいと思います。
16年の間には、東日本大震災がありまして、また新型コロナウイルスの蔓延がありまして、また一昨年は豪雨災害ということもありました。
こうした様々な場面で重責を担ってこられた穂積前市長には、私も政治家の先輩として大変尊敬の念を抱いておりますし、また、それを支えてこられた職員の皆様にも心から敬意を表したいと思います。
皆様の中にも様々な感謝の思い、惜別の思いが穂積前市長に対しておありになるかと思いますけれども、そうしたものもしっかりと私も受けとめながら、そしてまた穂積前市長のやってこられた中での成果・実績、これをしっかりと受けとめて、引き継いでより前進させてまいりたいと思っております。
一方で、この政治、選挙というものは、必ずリーダーの交代という時期が訪れるものでもあります。
これまで様々なことがありましたけれども、ぜひここからは、この来るべきときが来たといいますか、必ず来るタイミングという中で来たという意味で、ぜひ職員の皆様にも、このタイミングを前向きに捉えていただいて、そして私とともに新しい挑戦をしていく、そのスタートの日にしていただければ大変ありがたいと思っております。
その上で、職員の皆様に三つほど、私がどのような市政を皆さんと一緒にやっていきたいかということを簡単に申し上げたいと思います。
まず一つ目は、対話を重ねていくということでございます。
もちろん皆様ご承知のとおり、秋田市は基礎自治体でございますので、職員の皆様それぞれ、様々な形で市民の皆様と直接対話をし、様々なサービスをしていきながら、ご意見やご要望も市民の皆様から受けていく。そういう中では様々ご難儀なこともあろうかと思いますけれども、ぜひ100点はなくても50点、50点はなくても20点、1センチでも1ミリでも、市民の皆様と対話を重ねながら少しでも前に進んでいく、少しでも市民の皆様の気持ちに寄り添っていく。そういった市政を私と一緒に作っていっていただけたら大変ありがたいと思っております。
私も職員の皆様と一生懸命対話をさせていただきながら、市長室での対話ということではなくて、ぜひ皆様がお仕事をされている仕事場・現場に足を運びながら皆様と一緒に対話をして、そして少しでもよりよい風通しの良い職場、市役所を作っていきたいと思っております。
それから二つ目になりますが、ぜひ、改めるあるいは変えるということを恐れないでいただきたいと思っております。
これまでの政策や方針を私自身の判断によって変えることもあろうかと思いますが、それは全て市民の皆様のため、あるいは秋田市のため。そのためには、勇気を持って変えていくということもやっていかなければならないと思っております。
そしてまた、職員の皆様の日々の業務の中でも、大きなその改革・変化ということではないかもしれませんけれども、例えば書類を1枚減らしていく、昨日より今日、今日より明日、少しでも皆様の業務が効率良くなっていく、楽になっていく。あるいは市民の皆様にとっても、そうしたいろんな手続きが少しでも楽になっていく。この小さな小さな変えていくことの積み重ね、これをぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思っております。
そして最後に三つ目になりますが、これは稼ぐということであります。
皆様が、予算・事業を組み立て、執行していただくわけですけれども、この原資となる市民の皆様からお預かりしている税金、税収。これを1円でも多く、市民、あるいは市内事業者の皆さんに還元をして、そこから事業者の皆さんが仕事をしていく、事業を拡大していく、売り上げを伸ばしていく。こうしたことに繋げていくことが、ひいては市民の皆様の雇用の維持や所得の向上にも繋がるものだと思っております。
そうした意味で、ぜひ、市内の中小企業の皆様、事業者の皆様に1円でも稼いでいただくようサポートする、このことを徹底してこだわっていただきたいと思っております。
そしてまた、自治体としても、この秋田市は、今、皆様ご承知のとおり大変財政が厳しいところでございます。
これがまたずっと続いていきますと、皆様がやりたいと思う事業、やってみたいという事業の予算は、我慢我慢でコストカットを繰り返していくだけとなります。
ぜひ、自治体としても、1円でも税収あるいは歳入が増えるような知恵・工夫を一緒にやらせていただければ大変ありがたいと思っております。
以上三つ、非常に簡単なことでもありますし、また、皆様が既に日々の業務の中で、言わずもがな、やってこられたことばかりだと思っております。
それでも、改めて私の就任にあたって皆様と同じ思いを共有させていただいて、ここからスタートさせていただければと思います。
私自身、行政経験があるといいましても、市役所、それも秋田市という非常に大きな自治体の市民サービスに直結する業務というものは、不慣れでもありますし、わからないことが多々あります。
ぜひ皆様からも様々教えていただき、そしてまたできることはできる、できないことはできない、こういったことをしっかりと論理的に皆様と対話をしながら、一歩二歩この秋田市政を進めていきたいと思っております。
まずは私から、全て市民の皆様のために、皆様と一緒に懸命に努力をしていくことをお誓いし、私にどうかお力を貸していただきたいということもお願い申し上げまして、私から就任にあたっての皆様へのご挨拶とお願い、そしてお誓いとさせていただきたいと思います。
何とぞ、皆様からのお力添えとご協力をいただいて、その結果・成果をしっかりと市民の皆様に還元していくという市政を、まずは4年という私がお預かりした時間、全身全霊をかけて頑張ってまいりますので、皆様からのお力添えを心からお願いをいたします。
どうかこれからよろしくお願い申し上げます。
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