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令和7年5月30日の記者会見

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ページ番号1046905  更新日 令和7年6月11日

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市長の記者会見

幹事社:河北新報、日経新聞、AAB

  • 令和7年5月30日 秋田市定例記者会見(外部リンク)新しいウィンドウで開きます

市長
企画財政部長から補正予算についての説明がありましたので、重複しないように何点かご説明させていただきます。先週末、「これが秋田だ!食と芸能大祭典」を開催したところです。2日目は雨となり、予定通りの内容ができないということもあり、お客様の数は9万8,000人となりました。昨年度は14万3,000人でしたので、2日目の天候によって、昨年度よりも減少したものと思われます。県内の料理人の方々のグランプリなど、新しい取組を実施したという状況でした。今年度は来場された方々にアンケートもとらせていただいております。今後、アンケート結果を分析し、来年度以降のあり方、継続の可否等も含めて協議会で検討していきたいと思っております。
今回のイベントが終わると今度は竿燈になりますが、来月には、絆まつりとして万博に出竿をいたします。この週末は浅草での出竿もあります。今年度は新たに文化創造館での大若の演技をやらせていただくことにいたしました。私の方からぜひ秋田の観光、インバウンド、県内外、外国も含めて大若演技を身近なところで見ていただきたいという思いがあり、クルーズ船の来航に合わせたタイミングで文化創造館において演技をしていただくということにしております。「秋田の行事」が飾られていた場所で、まさに秋田を代表する竿燈を実演できるというのは、ある種新たな文化の創造に繋がるのではないかと思っております。詳しいスケジュールは担当課に確認をしていただいて、まずは9月、10月と実施していきたいと思っておりますし、また来年度以降も継続していきたいと思っております。
次に総合計画の策定についてです。県と同様に秋田市もこの5年に1回の総合計画策定の年に当たっております。既に庁内ではいろいろな体制を組みながら、その準備を進めておりますが、6月3日に第1回の総合計画地方創生懇話会を開催させていただくこととしております。18名の外部有識者の方々を任命させていただいて開催します。これには私も2時間ほどフルで出席させていただいて、いろいろなご意見を伺いたいと思っています。策定に当たって特に秋田市としては、社会増にどう繋げていくかが一つの大きなポイントだと思っております。社会増がなければ、結婚、出生数の増加にも繋がりませんので、まずは起点として第一歩として社会増というところに重点を置いた総合計画の策定に向けて取りかかっていきたいと思っております。
当然この会議だけではなく、様々な市民意識調査も実施しますし、大学生、企業に勤めておられる若手の方々、移住してこられた若手の方々など16名程度を対象に意見を伺うためのワークショップも別途実施したいと思っております。それとはまた別に、私自身が7月以降に市内各地域、各世代様々な業種業界の立場の方々、個人、団体を含めて、市内をくまなく回り、直接様々なお話を伺っていきたいと思っております。これらを重層的にやりながら、5年に1回の総合計画の策定に進んでいきたいと思っております。
次に補正予算の関係ですが、部長から話があったと思いますが簡単に私からも少し話したいと思います。今回の補正予算案は、選挙後の肉付けということで骨格予算にさらに加えた形での補正予算となっております。私の公約を盛り込ませていただいたものもありますし、まだ盛り込んでいないものもあります。庁内的には今すぐ実行実現に向かっていくもの、来年度以降に着手していくもの、あるいは複数年かけて考えていかなければならないもの等の整理をしながら、同時並行的にこの補正予算を組んできているという状況であります。補正予算の内容について簡単にお話をしますと、まずスタジアムの関係について説明があったと思いますが、今回はいわゆる外部委託の経費を盛り込ませていただきました。前回の記者会見でもお話をさせていただいたとおり、全体のスケジュールに遅れを生じさせないということ、そして新設よりも安くできるかどうかということ、この二つが改修の可否を決める大きなポイントになるわけですけれども、庁内では既にこの検討を始めております。庁内の担当課が集まって、第1回庁内会議も実施しています。庁内の会議でもある程度の方向性を出せると思いますけれども、それを超える専門的な知見もありますし、また、庁内での検討結果というものが妥当なものか、あるいは可能なものかなど検証するという意味でも、今回この第三者的な外部委託のための予算を盛り込ませていただいております。今のところ、スタジアムとしては5,000人規模のスタジアムであれば今の敷地内に問題なくスペースとしては収まるだろうというところまでは見えてきておりますけれども、これから拡張の可能性ですとか、メインスタンドにどこまでどういうふうに手をかけなければいけないかなど、そういったことはこれから順次検討していくという状況であります。
同じく補正予算の中で、工業団地についてですが、今、秋田市内にはいくつかの工業団地がありますけれども事実上空きがほとんどない状況です。公約にも企業誘致を5倍にすると挙げさせていただいておりますが、これは私の公約の中でもとりわけ重要な部分だと思っておりますので、この企業誘致に向け、今不足をしている工業団地の整備ということで、今回予算を上げさせていただいております。場所としては県立大学の南側に位置する県の工業団地で、令和8年度から分譲開始の予定で今進んでおりますけれども、その更に南側に市の土地がありますので、場所としては県の工業団地造成予定の場所と秋田火力発電所の敷地の間の場所にある市の所有地を想定しております。ここに工業団地を造成し、早ければ令和9年度中にも企業との契約を開始したいということで造成・設計と並行して誘致活動も、今から取りかかっていくということでかなりスピード感を持って担当部局には動いてもらっています。
それからもう一つ、工業団地関連の予算を計上しておりますが、市として整備する工業団地とは別に、民間による造成等の可能性も含めた別の工業団地整備の可能性を模索する調査費用についても今回の補正予算には上げさせていただいております。
次に、不登校の支援について、今年度、不登校の支援のためのセンターを設置していくということで、これは私からむしろ前倒しでやってほしいということも話をしており、遅くとも令和10年度までには全ての小学校に配置をしていくということにしております。それとは別に本市を含め、全国的にもこの不登校の児童生徒が大変多くなっているという状況であります。不登校で悩んでおられる児童生徒の対応をしていくということで、この学びの多様化学校を令和9年度には開設したいということで、この予算を計上させていただいております。これも私からの指示で本市の不登校児童生徒だけではなく、全国で急増している不登校児童生徒が秋田市の多様化学校で学びたいと思ってもらえるような特色のある、全国にオンリーワンになるような多様化学校を整備していきたいということで令和9年度を目指してやっていくということでございます。
それから学校給食については既に当初予算でも計上しておりましたが、今回補正予算でまた新たに1億1,000万円程度の補正予算を組ませていただいて、米だけではなく、様々な食材費が高騰していますので、保護者の負担に転嫁せずに国の交付金を活用しながら、保護者負担なく給食のクオリティを維持していくということで、今回の補正予算に上げさせていただいております。
次に卸売市場の関係ですが、元々市長選挙の前の予定としては、6月議会にある程度のしっかりとした案をお示しするという予定でおりましたけれども、改めて私も事業者の方々とお話をさせていただいた上で、改修あるいは建替え等、複数の案についてパターンを示すようにということで庁内的な作業をしてもらっています。あまり拙速に進めていくと金額が生煮えになったり、色々な不確定要素があったり、かえって市場の関係者、事業者の皆さんの混乱を招いてしまってはいけませんので、少し丁寧にやらせていただきたいということで6月議会でもご報告していきますけれども丁寧に議論をして、市場の再整備については、コストも含めてしっかりと検討していきたいということで当初の予定より少し後ろ倒しになっているという状況です。これはあえて私の指示でそのようにさせていただいております。
最後に風車の関係です。既にこの連休前、連休後に様々な形で皆様にもご説明をしてきましたけれども、事業者の方々には安全管理の徹底についての要請を、あるいは国に対しても様々な要請、要望をしてまいりました。また、さくら風力の社長とも直接お会いをしてお話をさせていただきました。改めて秋田市内で事業を行ってくださっている11事業者に対しては全てヒアリングをさせていただいて26日にはその全てのヒアリングが終わりました。
現行法上の今後の改正が必要かどうかということをちょっと横に置きますと現行法にのっとって、全ての事業所の方々が適正に点検あるいは運転をしていただいているというところまでは11社全てで確認済みということであります。ただ一方で、まだ今回の風車の事故についての原因究明はこれからということもありますし、また市民の皆様にとっても、不安もあろうかと思いますので引き続きこの秋田の自然エネルギーの推進という意味でも、安全管理の徹底ですとか、事業者の方々との連携強化、連絡あるいは事故原因の究明、こういったことには市としてもしっかりと関わって引き続きやっていきたいと思っております。
こういったところが本日の私からの発表事項ですのでこの後は随時ご質問等にお答えさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

河北
補正予算案の中でスタジアムの整備検討経費が計上されていますが、外部委託いうのはコンサルタントということでよろしいでしょうか。

市長
そのとおりです。

河北
庁内でも検討を進め、コンサルにも委託するということですが、想定されている検討の流れを伺えればと思います。

市長
当然、補正予算ですので6月市議会がこれから開会し、そこで予算をお認めいただくということを経て、その後のスタートになりますので、当然7月以降に委託業者のコンサルタントの選定、契約という事務的な手続きに入っていくということになると思います。それと並行して、庁内では、先ほど申し上げたような検討会議を開きながら様々な課題を整理していくということです。その課題を整理したものと、また外部のコンサルの方が持っているノウハウや知見を突き合わせながら最終的に合理性のあるもの、あるいは先ほど申し上げたコスト・工法・スケジュールの最善の案を出していきたいということで、コンサルタントはどういった方になるかまだわかりませんけれども、それなりに今までのスタジアムの新設、改修に知見を持っておられるコンサルタントが一番良いのではないかと思っています。

河北
Jリーグのライセンスの締切りは6月末ですけれども、クラブとの連携・検討の共有状況というのはどのようにお考えで、今後はどのように進めていくおつもりでしょうか。


市長
そのライセンスに関して、私のところにブラウブリッツから何かお話・ご相談等はないですけれども、当然私どもとしては5月にJリーグのチェアマンを訪問させていただいて、ライセンスの申請のことも含めてお話をしてきています。昨年度までの検討を踏まえて新設のコストを出させてもらいますし、また、それよりも早く安くできるかどうかということも検討させていただくという話をしてご理解をいただいていますので、ライセンス申請に支障があるようなスケジュールの進め方になっているとは思いません。そこはブラウブリッツさんもよくご理解をいただいていると思います。

河北
現在の庁内での検討状況について、クラブと共有は既にされているのでしょうか。あるいは今後されるご予定はあるのでしょうか。

市長
当然、どこかのタイミングでは共有もしていかなければならないと思いますし、それはブラウブリッツだけではなく、例えば、今ASPスタジアムを使用しているラグビーの関係者もおられるわけですので、まずは庁内である程度詰まっていったところで、無理であれば、無理だというものを関係者と共有するということはあまり意味がありませんので、可能だとなったときには、サッカー・ラグビーを含む様々な関係者と共有していく方が、スムーズではないかと思います。

河北
時期についてはJリーグのライセンスの締め切りとは関係なくというということでよろしいですか。

市長
そうですね。

日経
風車関連ですが、県や市町村が、風力発電の運営に対して、どこまで関われるのかという問題について、これまでの関わり方に関して、教えていただきたいです。また、今回の事故を契機に現行法を改正する必要があるかどうか横に置かれるというお話でしたけれども、そこに向かってどのような関与が望ましいかということについてお考えをお聞かせください。

市長
先ほどの横に置くという表現は、現行法にのっとって点検運転がされているということで、現行法の改正の必要性ということについて今申し上げるとすると、設置と運転という二つの段階に分かれるわけですけれども、設置に関しては環境アセスメント等で意見を申し上げるということは可能です。今回の事故については、風車自体の住居・市街地・周辺環境における安全距離みたいなものをとるかどうかにも関わってきます。これは事故原因の究明とも関わりますが、今回の事故が例えば非常に特殊な事例かつ特殊な状況あるいは風車自体の何か特殊な要素というものであれば、それを普遍化して制度改正に至るということにはならないかもしれません。しかし、仮に全国的にもこういったものが今後も発生すると類推されるような事故原因なり究明結果が出れば、何らかの制度改正が必要になってくる可能性はあるだろうと思います。
運転に関しては、法に基づく点検あるいは自主点検ということで各事業者がやっているわけですけども、これまでは国に対しての報告義務があるということでありました。これについては、先ほどの事故原因云々ということは別にして、やはり設置されている自治体として、要は運転状況、点検、更新といったことについては事業者と前向きな意味でしっかりと情報共有する、あるいはご報告をいただくという方が市民の皆さんにとっても、不安を払拭できるのではないかと思います。こういった事故があったものですから任意でそういった要請をして、任意でヒアリングをさせていただいてきたわけですけれども、この部分については、やはり今回の事故原因の究明がどうであっても、事業者と、ある程度一定の法的根拠を持ってコミュニケーションができる形が望ましいのではないかと私は思っています。

AAB
今回の補正予算には公約内容も盛り込んだというお話がありましたが、改めてこの任期の中で今回の補正予算がどういう位置づけで、どういった思いで計上されたのかをお教えください。

市長
予算の額としては、実はそれほど大きな額ではないというふうに思いますし、冒頭、骨格予算という話はしましたが、事実上前年度当初予算を上回るような骨格予算に、額としてなっていますので、そういう意味で私が今大幅に予算を積んで補正予算を組むというのはなかなか財政的に厳しい状況であったと思います。そういう中でどうしても時間を必要とするもの、例えば先ほどの工業団地などは複数年かかりますので、こういうものはもう早めにスタートさせていただいたと、まさにそういう意味では公約としては、社会増、30万都市を目指していく中でやはり企業がなければいけない、人が来ていただかないといけないということを目指すということでやらせていただいているということです。また、スタジアムについては、遅れがないようにということですのでこれも予算化したということです。この後、令和8年度に向かってはおそらくかなり様々な予算をスクラップしながら、新しい政策、公約のための財源を生み出していくということが必要になるのではないかというのが今の私の秋田市の財政状況に対する見立てです。
そういう意味では今回の補正予算だけではできなかったものもたくさんありますのでそれはこの後、財源をしっかり見ながらやっていくつもりです。財政の規律というところはしっかりと意識してやっていきたいと思います。

AKT
先ほどスタジアムのご発言の中で、5,000人規模のスタジアムであればASPスタジアムの敷地に収まるという試算は庁内での検討の結果ということですか。

市長
そのとおりです。

AKT
補正予算で外部委託の費用も含めて検討の経費が計上されておりますけれども、いつまでに新設か改修かの結論を出そうということは、今の時点ではどのように考えていらっしゃいますか。

市長
遅くとも年内というふうに思っています。もちろんそれまでは完全にクローズという意味ではなく、その前に見えてくる部分もあると思いますので、そうすると、関係者との協議ということも含めて、ある程度年内には改修でいけるのかどうかということは結論を出していかなければ、次のステップに間に合わなくなるといいますか、例えば、もし改修が難しければ新設となり、そのための検討も並行するわけですけれども、どちらかがはっきり決まってから次のステップに進みます。そういう意味で、遅くとも年内に結論を、と思っています。

魁
まず風車の事故に関連して、11事業者へのヒアリングが26日に完了したということで、ヒアリングの結果も踏まえて、市として今のところ今後考えている動きとか対応とか、何かあれば教えてください。

市長
まずは事故原因の究明が第1優先です。第2に、その間の安全運転です。一旦今ヒアリングさせていただいて現行法にのっとってしっかりやっていただいているという結果を市民の皆さんにもしっかりと知っていただくためのアナウンスもしっかりとやっていきたいと思っています。最終的には事故原因の究明ができた後に、先ほど申し上げたような何らかの制度改正のアクションに次は移っていきたいと思っています。特にメンテナンス・維持管理についてです。

魁
ヒアリングの結果について、各事業者が現行法にのっとって適切に対応していただいているということでしたけども、その結果は今後何か公表する予定はあるのでしょうか。

市長
公表しないわけではないですが回答の中身については、現行法上問題なく点検運転できているというところまでなのか、事業者それぞれの各論になってくると、なかなかそれは各企業の事情もあるだろうと思います。問題があればもちろんつまびらかにしなければなりませんが、今のところ問題がないということですので、現行法にのっとってきちんとやっていただいているということの公表はしたいと思っています。

魁
続いてスタジアムについてです。先ほどのASPスタジアム改修の場合も5,000人程度であれば収まるということが庁内の検討の結果明らかになったということでしたけれども、そもそも現在のASPスタジアムが5,000人規模なので当然そうだろうと思ってしまうところもあるのですけれども、5,000人規模という方針以外に庁内の検討で今のところ方向性とかわかってきたことは他に何かありますか。

市長
まず、現状5,000人規模なので5,000人規模の改修であれば物理的にはまるのは当然と思われがちですが、スタンドの観客席の配置等は今のスタジアムよりは当然大きくなりますので、そういう中でも5,000人規模のスタジアムは物理的にははまるだろうということまでは今わかっているということです。この後、例えばさらに拡張性を、拡張性というのはいろいろなものを寄せていったり動かしていったりしたときに出てくる拡張性と、何も寄せずに5,000人が例えば6,000人、7,000人規模までいけるかという拡張性もありますので、それはこの後の検討となります。
くどいようですが、まず5,000人ははまりそうだということです。東西南北いろいろな地下にもあるいは道路もいろいろな周辺住居もありますので、こういったものに手をかけて、拡張可能性を確保するということもあり得るでしょうし、手をかけずに5,000人からどこまでプラスアルファでいけるかということも当然あると思います。両方あるわけですけども、それはこれからというふうになります。

魁
5,000人規模の場合、拡張性を持たせるということが必要になってくるとすると、その拡張性をもたせるための費用というのは市として、負担していく考えなのかそれともある程度クラブとかにもまかなってもらう部分が出てくると思っているのか、お考えをお聞かせください。

市長
5,000人規模のスタジアムを建てるということと、その後の拡張ということに分けて今ご質問いただいたと思いますけども、私としては5,000人のものを建てるにしても、あるいは1万人のものを最初から建てるにしても、あるいは5,000人でスタートしてその後将来にわたって拡張性を持つというプランにしても、どのパターンであっても、その整備費用についてはしっかりと算出した上で当事者である県・市・ブラウブリッツの3者の中でその費用負担のあり方を整理していくということでありますので、例えば5,000人のスタジアムであれば5,000人までは市が負担してやりますということではないです。

魁
スタジアムに関連して、前回の会見の中で、事業主体について、パターンや整備費用が決まってから主体も決まっていくものと考えているという話の中で、市の財政が厳しいということを理由に挙げられましたけれども、市長がこれまで再三言われてきた財政調整基金などの基金がこの16年で、かなり減ってきている理由についてはどのように分析しておられるのか教えていただけますでしょうか。

市長
様々な要素がありますけれども大きく二つではないかと思います。一つは一昨年の豪雨災害や豪雪といった災害への対応という意味で基金を取り崩さざるを得なかったはずです。そういった特殊要素とか必要不可欠、緊急要素というものが挙げられます。
もう一つは、先ほど財政の規律というお話をしましたが、基本的には入ってくるもので出ていくものをコントロールするというのが財政規律の根本だと思いますけれども、出ていくものを先にしてしまうと、入ってくると思っていたものが入ってこなかったときには、基金を崩して充てていくということになりますので、緊急不可避な支出以外に、財政的な出入りのコントロールのところでいささかうまくいっていなかった部分があって、結局は毎年度毎年度取り崩しを要し、取り崩した後にそれと同じ額を積み戻すことができずに取り崩したままになるということが恒常化・常態化していたところに、先ほど言ったような突発的な災害的な要素が重なるといったことで減ってきたのではないかというようには見ています。
これがこのまま続くと本当に財政的に破綻という言葉を使いたくないですけれども、かなり厳しい状況が予想されますので、先ほど私が言った相当思い切ったスクラップをしていかなければ新規の財源も出てこないというのはそういう意味で話しました。

魁
最後に学びの多様化学校について、2年後の開校に向けてという話でしたが、具体的に今のところどこの学校で設置するとか、どこかの場所を使う予定とかの詳細が決まっているところがあれば教えていただければと思います。

市長
それはこれから教育委員会で検討していただくことになると思いますが、財政的な状況ということも勘案すると、学びの多様化学校をどこかに新しく用地を確保して、新築新設で素晴らしいものを作りますというのはなかなか難しいとは思いますので、既存施設の利活用によって整備していくというのがスケジュール的にもコスト的にも良いのではないかと思っていますが、具体的には教育委員会でこれから考えていただくことになります。

ABS
先ほどから市長がスクラップという形で事業の見直しに言及されていますが、今時点でこれはやるべきではないという事業が実際にあるのかどうか、あるいはあったとしてもなかったとしても、今後これをやめることにしましたとかという情報は市民に周知する意向があるのかどうか、お考えをお聞かせください。

市長
令和8年度の予算編成に向け、今年度中に様々な事業のスクラップをしていきます。これはこれからの作業になりますが、どういう方針でそのスクラップ&ビルドをするかというのは、これから私の方針を全庁にお伝えしたいと思っています。当然一般論として、成果が見えない・見えづらい、あるいは形骸化しており、惰性でやってしまっているソフト事業は、スクラップということになると思いますし、ハード事業についても、市民の皆さんの生命・安全・財産・防災等必要不可欠なものはもちろんやっていきますけれども、そうでないものは少し先に延ばさせていただくこともあるかもしれません。また既に庁内ではいわゆる公共施設の総量をどうするかという検討も始まっています。公共施設というのは学校・コミセン・児童館、それ以外の施設も含めて様々あるわけですけれども、こういったハードに関しては公共施設の総量を見ながら廃止できる施設については廃止するという方向性で既に具体的に指示しているものもありますが、それは市民の皆さん、議会、関係する事業者の方々もおられますので、それはそういった方々にアナウンスをしっかりした後に公表をさせていただきたいと思っています。

ABS
次に新スタジアムに関して、ブラウブリッツ秋田は1万人規模を希望されていると記憶しておりますが、市長もその1万人に向けて満額回答を目指していくのかあるいは現実的なことを見て、費用ということを鑑みて、例えば7,000人で理解してくれということになるのかというと、最終的な落としどころはどういうふうに出すお考えですか。

市長
前提として秋田市がブラウブリッツに理解してくれとお願いする立場ではないと私は思っていますので、今、補正予算を組んでこういった比較検討をするということも、もしかすると、秋田市が本当に予算をかけてやるべきなのかどうかという議論も一方ではあると思います。
ただ、それを言っていますとまた3者で玉の転がし合いになりますのでこれまでの流れも経緯も一定程度を踏まえて、この補正予算を組みましたし、調査・比較・検討までは責任を持ってやらせていただくということです。その結果を三者協議の場に提出して、そこからは誰かが誰かに理解をしてくれとかお願いすることではなくて3者の中で改修なのか新設なのか、あるいは主体がどうなるのか、費用がどうなるのか、費用負担がどうなるのかということは3者対等にお話をしていくということが基本だと思っています。

ABS
最後に市の情報公開に関してですけれども5月1日のJリーグのチェアマンとの面会、5月9日のさくら風力側との面会について、Jリーグの方に関しては完全に非公開、さくら風力に関しては一部非公開という状況だったのですけれども、いずれの面会についてもJリーグの方は復命書があって、さくら風力の方に関しては議事録を作成していないという状況でした。それぞれ事後にその検証すべき材料というのがかなり少ないように思いますが、なぜ議事録がないのか、これから作る予定があるか、その2点についてお伺いしたいと思います。

市長
全てについて議事録を作成するというのは事務負担が相当大きくなりますので、それをやってくれと指示するつもりはないです。今回のJリーグの方を訪問させていただいたのも私としてはフルオープンでも良かったのですが、Jリーグさん側の希望でクローズとなりました。復命書という形になっていますが、必要十分な情報量がそこに入っていますし、私も確認の上でそれで良いと判断しました。さくら風力の方は、どこまでその細かい話を書くかという問題もありますが、同様に、一言一句必要なものであれば作りますが、そういうレベルでないものは復命書で十分であると思いますので、そちらで内容を捉えていただければいいと思います。

共同
先ほど風車についての発言で、自治体が関わる面として、メンテナンスや運転についても一定の法的根拠を持っているのが望ましいとおっしゃいましたが、具体的な要望・希望が市長の中であるように思ったのですけれども、何か具体的に考えている部分があるのかということと、国に何か要望していくということがあれば教えていただきたいです。

市長
運転・メンテナンスのところについての自治体としての関わり方ということですか。

共同
そのとおりです。

市長
設置・運転・更新について、例えば更新する際に大抵は大型化していきますし、その計画もあるでしょうから、こういうことも含めて設置されている自治体としては情報共有できるような仕組みが必要ではないかと思います。全国的に見ると多くはないですが、実際に独自の条例でそういったものを制定している自治体もなくはないです。事故原因の究明等にも関わりますけれども、自治体が独自の条例を作ってそういった関わり方を規定していくということの是非もありますので、それはそういう手段があり得るとは思いますけれども全国的なことだとすれば、国としてそういった制度化をしていただくのが最も適正ではないかと思っています。

共同
具体的にその検討していくのは段階としてはやはり事故原因の調査報告がまとまった段階でというふうに考えておられるということでよろしいですか。

市長
そうですね。

共同
その目処はさくら風力から市の方にはまだ来ていないということですか。

市長
そのとおりです。

時事
水道料金について、東京都が基本料金を4カ月間無料にすると言って自治体から様々な声も出ている一方で、自治体によっては物価高騰対策の国の交付金を使って4カ月ではないですけど2カ月程度無償化するという自治体もあります。まず市長がこの都の政策についてどう思われたのかということと、今後、交付金などを活用して秋田市でも実施する考えがあるかどうか、その点について伺います。

市長
まず東京都の取り組みについては、いわゆる交付税の不交付団体ということで国の何かを頼らずとも、あるいは許可を求めずとも減税もそうですし、水道料金は税ではありませんけれども、そういったものを様々実行できるという状況なのだと思いますが、これをずっとやっていくと、水道料金に限りませんが、東京と地方のコスト・暮らしの格差が開いていくことは自明ですので、こういった状況を国会、国としてこれで良しとするのかどうかというところは非常に根幹的な課題だと思います。私としては東京都が豊富な自主財源でいろいろなことを無償化していきますという流れが続いていくことを良しとは思っていません。
水道料金のことですけれども、物価高騰対策としては今回、給食費の部分で充てさせていただきました。国の物価高騰対策の交付金という財源としては、まだ秋田市としても持っていますので、水道料金自体に充てるというのはどうかという気はしなくはないですが、いずれ生活が非常に厳しいということはありますので、今後の補正予算に向かって、その交付金を活用した事業を検討して盛り込んでいきたいと思っています。

読売
工業団地の計画について、県の方でも進めている事業ということですみ分けをしていかないと県と誘致先を奪い合うということも考えられると思うのですけれども、どういった誘致先を想定されていますか。

市長
既にこれまでも様々な製造業を中心にお話はありましたが、やはり工業団地、まとまった土地がないということで成約に至らなかったということもあります。当然近くに洋上風力等がありますので、その自然エネルギーを活用した形でのデータセンターというのも、当然あると思いますけれども、そこは県の方とある程度話をしながら住み分けをしていきたいと思います。鈴木知事のお話を伺っている限りですと、人をこちらで採用するような誘致ではなくて、人を連れてきてくれるような企業を誘致したいというお話があったように記憶しています。とすると、人がセットでついてきてくれるような企業というものに県としてはそこに注力をしていただいて、市としてはそこにとらわれずに幅広くということでもいいかもしれません。業種というだけではなくて、そういったすみ分けもあるのかなというふうに思っています。

読売
スタジアムについて、遅くとも年内には改修か新設か結論を出されたいというお話がありましたが、これから検討していって、市として出せる上限の額をあまりにも超えるとなったときに、例えば整備をしないという結論も可能性としてはあり得るのでしょうか。

市長
整備をしないという結論は、秋田市単体で出すものではないと思っています。改修のコストがいくらか、新設のコストがいくらか、この2つは最低でも出てくるわけです。それとは別に、市としては、大変厳しい財政状況でもありますので、市としてのその整備費に対する負担ができる上限額というのは一定程度当然、おのずから限界制約があろうかと思います。それもあわせて三者協議の場でお話をさせていただいた上で、他の当事者2者も出せない金額となれば、3者とも捻出できないという結論があるかもしれませんし、いやそこは何らかのやり方があるとなるかもしれません。それはその次の段階の話かと思います。

NHK
来月末に迫っているJリーグのライセンス申請について、このライセンス申請する際には、スタジアムについてはどのようなご説明をされますか。改修か新設かを年内に方針を決めるからちょっと待ってという説明になるのでしょうか。

市長
私の認識が間違っていれば事務方で修正してほしいですが、ライセンスの申請自体はブラウブリッツがやるものですよね。よって秋田市がJリーグで説明するということはありません。ブラウブリッツがその申請をするにあたって、何らか情報共有なり確認なりが必要であれば、ブラウブリッツの方から市の方に、あるいは三者協議となるかわかりませんが、そういった確認があるのではないかと思います。基本的には今までの流れはブラウブリッツには話もしていますし、岩瀬社長とも面談もさせていただきましたし、チェアマンと面会した際には、ブラウブリッツの方もいらっしゃいましたので、基本的にはポイントで全て情報共有していますので、改めて何かそういった状況確認がなくてもJリーグの申請はブラウブリッツができると思っています。

NHK
改修か新設かを年内に方針を決めるという点もブラウブリッツにも伝えているのでしょうか。

市長
確か伝えていたと思いますが、一言一句定かでないところがあるので必要があれば改めて伝えるようにします。


NHK
市としては費用の安さと着工時期は、どちらを優先されますか。予定よりも遅れるとなった場合は、新設になるのですか。

市長
スケジュールは秋田市が定めたスケジュールというよりは、Jリーグ側によって前倒しも含めて求められている、あるいは守ってもらいたいと言われているスケジュールです。よって、そのスケジュールを外れたときに、あるいはそれが想定されるときに、それをJリーグは許容できるかどうかというのは秋田市ではなくて、Jリーグの判断になると思います。それとは別にスケジュールをはみ出してでも、それ以上のコスト削減という効果が得られるならば私としては、そこを除外、排除せずにJリーグ側とは市の財政規律という意味でも協議をしていく意味はあるのではないかと思いますが、その結果、いやいや無理ですと、ライセンス取り消しですとなったときには高い方を選ぶとか、そのコストを縮減できる方法があるけれどもそれを取らないとか、そういうことにもなってくるかもしれませんし、そこは今のところまだ先の話として未定だと思います。

NHK
そういうところも含めて市としての結論は年内には出していきたいということですね。

市長
市としての結論です。その後、3者としての結論があり、その後Jリーグ側との様々な、今度は来年度に向けての申請もあるでしょうということです。

読売
副市長人事について、鎌田副市長が6月末で退任される予定ですが、後任の人事案についてはいつごろ出す予定でしょうか。またはしばらく1人体制ということもあり得るのでしょうか。


市長
あらゆることを含めて未定です。

読売
6月議会ではとりあえず人事案は出さないということですね。

市長
今のところはないですね。

日経
政府が、随意契約で備蓄米の放出を始めております。こちらの影響について様々言われていますけれども、市内でも生産者、消費者全員に対しても影響はどの程度あるのかどうか留意点など、お考えがあれば教えてください。

市長
非常に難しい問題だと思いますけれども、秋田市も含めて秋田県全体あるいは地方全体としても1次産業、これは米だけではありませんけれども、1次産業が成り立たなくなれば、これは東京都民の方々も生きてはいけないわけです。全ての食料を海外から輸入していきましょうとはなりませんので、そういう意味では1次産業が成り立っていくように、一時的なやり方ではなくて、その1次産業がしっかりこの日本という国の中で、食料安全保障という観点も含めて持続可能なものになっていくという制度こそが必要で、増産という方に舵を切るかどうかわかりませんけども、そういう根本的な議論をしていただきたいと思います。一旦古々米を出して2,000円になったからいいという話ではないですし、それによってまた農家の皆さんが生産に不安を覚えるようになれば本末転倒だと思います。

魁
最後、スタジアムについての細かいところですが、新設か改修かの結論を出すまで遅くても、年内にはというところで、以前は検討完了までに少なくとも半年ほどの期間は要するとおっしゃっていましたけれども、これはつまり早くて半年ぐらいというふうなイメージを持っていてよろしいでしょうか。

市長
半年がどこを起点にして半年とするか難しいですが、私は4月から仕事をさせていただいてから半年だと9月、10月ぐらいですけれども、そこから12月までの幅の中だというふうに思っています。

魁
あくまで市としての結論を出すまでにということでいいですね。

市長
そうです。

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